今回はこれまでサトシがアニメで使用したゲームの先行要素をまとめていきます。

まず一つ目は、2015年～2016年にかけて放送されたアニメ「ポケットモンスターXY&Z」にて、「サトシゲッコウガ」が登場したことです。サトシゲッコウガはサンムーンの先行要素となっており、ゲームでの実装より１年先駆けてサトシゲッコウガを使用しておりました。

2017年、アニメ「ポケットモンスターサン&ムーン」にて「ルガルガン（黄昏の姿）」がゲームより先行で登場しました。黄昏の姿のルガルガンはポケモンUSUMの先行要素となっていて、ゲームの実装より３か月先駆けてサトシの手持ちポケモンとして登場していました。

2018年、「劇場版ポケットモンスターみんなの物語」から映画のサトシが被っている「冒険キャップ」。のちの2020年の「劇場版ポケットモンスターココ」でも同じ帽子をかぶっており、2020年のポケモソードシールドへの実装よりも２年先駆けてサトシが映画で冒険キャップを使用していました。

アニメ「ポケットモンスターサン&ムーン」にて、ポケモン剣盾より先駆けてウルトラボールに入ったアーゴヨン（ベベノム）を手持ちポケモンとして使用していました。アニメ放送時ではゲームで再現できない状態でしたが、のちに発売したポケモン剣盾でウルトラボールに入ったベベノムが登場したためその先行要素となっていました。

2019年のアニメ「ポケットモンスターサン&ムーン」のアローラリーグ決勝戦のサトシの手持ちポケモン構成はポケモンSM・USUMでは再現できない手持ちポケモン構成でしたが、のちに発売されたポケモン剣盾で再現できるようになったため、ポケモン剣盾の先行要素になっていました。

2020年1月にアニメ「ポケットモンスター（新無印）」でサトシが捕まえたポケモンであるカイリュー。これは2020年10月に配信開始されたポケモンソードシールドのDLC後編「冠の雪原」の先行要素となっておりました。アニメでサトシがカイリューを捕まえたときは、ソードシールドでカイリューはまだ未内定のポケモンでした。

2023年1月～3月までの間で放送されたアニメ「ポケットモンスターめざせポケモンマスター」にもポケモンSVの先行要素が存在していました。

サトシの手持ちポケモンの構成は、ポケモンSV「藍の円盤」が配信開始される前ではSwitchのポケモンシリーズで再現不可能でした。しかし、藍の円盤配信後、すべての御三家がSVに内定したことで「めざせポケモンマスター」の各EPのサトシの手持ちが完全再現できるようになりました。
そのためサトシの手持ちポケモンの構成は、SVのDLC先行要素となっていたと考えられます。